てんどうちひろの介護日記

父の介護を綴りました

独り暮らし再び

市の生活支援センターに相談してほどなく空き部屋があるという情報をいただく

藁をもつかむ思いとはまさにこのことかと実感する。内容を詳しく聞くことなく入居へ向けて連絡を入れていた。それで介助の水準、居住費の程度など可能な限りの情報を集めて検討らしきものはしてみる。

 

年金収入の範囲内でギリギリ収まりそうなこともあって即決する。内心、ギリギリであることから介護度が上がる、買い物が増えればすぐにオーバーすることは承知の上である。

 

入居までの1か月はある意味大変だった。一番大変だったのは健康診断と認知症の認定検査だった。しかしこの2つの検査によってわからないことがクリアになり自分的には納得の出来事だった。

 

ほどなく入居の手続きも終わり2020年6月、イルクォーレ狭山にて父の独り暮らしが始まる。父は「高円寺に住みたいから不動産屋に連れてけ」私が「独居老人に部屋を貸すところはない」と言い合い。挙句に父はタクシーに乗って行くと声を荒げ、一人で出歩く際(タバコを吸いに外出)にタクシーが通らないかキョロキョロしながら歩く始末。本気だっただけにこっちはヒヤヒヤの毎日であった。