てんどうちひろの介護日記

父の介護を綴りました

入院手続き

病院での検査した結果、肺炎であったことから即入院となる。

医師からの説明では酸素濃度の低さや新型コロナ感染の疑い(結果、そうではなかったが)などから今日が峠と言われた時には心が縮む感覚を覚えた。ベッドの上で意識があるのかないのか寝ている父の姿。病室へ運ばれるまで横に付き添いながらこれが最後の姿なのかと思いながら見送った。

 

数日後、検査結果の連絡をもらう。細菌性の肺炎で新型コロナ感染ではないということで一安心。病状も回復に向かっているということで改めて父の生命力に感心する。

結局、2週間ほどで退院となったが、この件で特養入居は辞退となりふたたび施設へ戻ることになった。

ところがその一週間後、特養から順番が回ってきましたと連絡が入る。そこからは怒涛の如く引っ越し作戦の実行である。施設へは退所の説明と準備を依頼。当初、退院のタイミングで特養へ移れないかと打ち合わせをしていたことから一時的に施設へ戻ったにしても落ち着かぬうちの転居話だったことから何とか受け入れれてもらう。特養へは直近で入所する段取りで進めてもらい、レンタカー、介護タクシーを手配しその週末に引っ越し決行。

 

8月下旬、父は市内の特養へ無事入居となる。これで住民票移転の件も解決。独り暮らしの終焉。認知症の父は特養で余生を暮らすことなったのである。幸い、自分で立とうとしたりと半分見栄もあって頑張っているようである。施設には症状が悪くなる一方の父の面倒を見ていただき感謝するが、運営姿勢というか現場でなく組織・運営側の利益追求姿勢には仕方がないと同情しつつも不愉快な思いをさせられたことから退所できてほっとしているのが心情である。