てんどうちひろの介護日記

父の介護を綴りました

独り暮らしの父

在宅介護の始まる前に実家から回収した大量の書類(通知書や領収書)を整理する。

独り暮らしだった父の様子が少しでもわかるのではないかとすべてに目を通す。

年別に送付元別に仕分け。役所から年金機構から通販会社からといろいろ。不要なものを廃棄し保存しておいたほうが良いと思われる控えをファイリング。見えてきたのは直近10年の間に貯金が底をついてしまったこと。にもかかわらず家電や服を買っていたこと(70歳を過ぎたころから認知症の症状がでていた?)。いや、どちらかと言えば生活が単調で生気が少しづつ失われていったように感じる。ついにはかんぽ生命の掛け金を滞納、督促を無視?した結果、強制解約されていた。無視というより払えなかったと思う。年金収入だけで貯金もない状態だから残高不足のことも多々あったのではないか。あと、銚子市役所から生家の固定資産税の督促も数年分についてきていた。用紙が赤紙なのは驚き。そういえば銚子の家の相続を放棄するようなことを電話した時に聞いた覚えがある。もしかしたらこの件がきっかけだったのか。

仕事しなくなって毎日映画を見ながらつつましながら悠々自適な暮らしをしていると思っていたが徐々に乱れてきたようである。病院での検査で隠れ脳梗塞ありとの診断だったことからも本人の自覚がない中、脳機能が壊れていたのかと思うと・・・。