てんどうちひろの介護日記

父の介護を綴りました

平穏

2020年6月。父は老人ホームで独り暮らし。当初、タバコが吸いたい。買い物に行きたいとわがままを言って介護士さんを困らせていたようだが2ヶ月を過ぎたころには落ち着いた様子で日常を過ごしているとのこと。毎日テレビを見て、本を読んで、昼寝しての生活を繰り返している。

このころから自分で何かをすることはなくなり、新聞を読み漁ることあるが、それ以外は主体的に何かをしようとしなくなる。「生きる」を諦めてしまったようにも見えてやや不安を感じる。そんなころ、新型コロナウィルスの猛威が世界を覆い始める。